上記のような症状が「胸焼け」です。みぞおち周辺がヒリヒリ・じりじりと焼けるような状態を指します。
胸焼けの原因には様々なものがありますが、ここでは代表的な原因をお伝えします。
食べ物を過剰摂取するなど、胃腸に負担をかけた生活習慣は胸焼けを引き起こしやすいといえます。食後すぐに横になる習慣のある方も気をつけましょう。
脂っこい食べ物や刺激物(コーヒー、香辛料を用いた料理など)の多い食事は胃もたれや胸焼けを引き起こします。こういった食生活を日頃からなされている方は、バランスの良い食事を意識するようにしてみてください。
意を圧迫する状態(肥満、妊娠中など)も胸焼けを引き起こすことがあります。肥満体型の方は、適度な運動や食事制限を行い、体調を管理することが重要です。
ストレスも胃の働きを低下させる要因の一つになります。悪化すると潰瘍を発症させる可能性もありますので、ストレスを軽視しないようにしましょう。ストレスのかかりやすい環境にいる方は、意識敵にストレスを発散したり、気分転換を行うなど心の健康にも気を配るようにしましょう。
たばこを吸うことで、食道と十二指腸を繋ぐ括約筋を緩めてしまいます。また胃の血流が悪くなるため胸焼けや胃もたれ、のどの違和感等の様々な症状を引き起こす可能性があります。症状によってはたばこを控えていただくことをおすすめいたします。
胸焼けに関連する疾患は次の通りです。
重篤な疾患にり患していた…という事態を避けるためにも、ぜひ専門の医療機関の受診をおすすめいたします。
当院は胸焼けなどの消化器症状に力を入れております。ぜひ、当院の消化器外来を受診してください。重篤な疾患になる前に、違和感を感じた段階で医療機関を受診しましょう。