「血便が出た=大腸がん」と結びつけてしまいがちですが、実は血便を引き起こす原因は多岐にわたります。

そして、その原因を探る上で非常に重要なのが「便の色」です。
口から入った食べ物が胃や腸を通って排泄されるまでの間に、どこで出血が起きたかによって、便に混じる血の色は大きく変化します。

今回は、医学的な視点から「便の色」と「疑われる疾患」の関係を分かりやすく解説します。

1. 鮮血便(鮮やかな赤色) 肛門から近い「直腸」や「肛門」付近からの出血です。
血液が変色する前に排泄されるため、真っ赤な色をしています。
● 主な疾患: 痔核(いぼ痔)、裂肛(切れ痔)、直腸がん、直腸ポリープなど。
● 特徴: トイレットペーパーに血がつく、便の表面に血が筋のように付着する、ポタポタと血が垂れるといった出方が特徴です。
2. 暗赤色便(赤黒い色) 大腸の奥の方(上行結腸や横行結腸など)からの出血です。
血液が腸の中を移動する間に少し時間が経つため、赤黒く変色し、便そのものに血が混じっていることが多いです。
● 主な疾患: 大腸がん、大腸ポリープ、大腸憩室出血、虚血性大腸炎、潰瘍性大腸炎など。

● 特徴: 粘液に血が混じった「粘血便」が出る場合は、腸の炎症(潰瘍性大腸炎など)が疑われます。
3. 黒色便(タール便) コールタールのようなドロッとした真っ黒な便です。
これは大腸ではなく、食道・胃・十二指腸といった「上部消化管」からの出血のサインです。血液中の鉄分が胃酸と反応することで黒く変色します。
● 主な疾患: 胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がん、食道静脈瘤など。

● 特徴: 強い胃の痛みや胸焼けを伴うことが多く、緊急の胃カメラ(上部内視鏡検査)が必要になるケースが多いです。

■ 確かな安心を得るために。精度の高い検査をご検討ください
記事内で解説した通り、血便の背景には早期発見がカギとなる大腸がんなどの疾患が隠れている可能性があります。

ご自身の腸の状態を正確に把握し、重大なリスクを排除するためには、医師の目で直接確認できる内視鏡検査(大腸カメラ)が最も有効で確実な手段です。
当院では、最新の機器と鎮静剤を用いた「苦しさを抑えた内視鏡検査」を提供しております。

40歳を過ぎてまだ一度も検査を受けたことがない方、あるいは血便などの症状がある方は、この機会にぜひ検査をご検討ください。
▼ 当院が提供する大腸内視鏡検査の特徴や流れについては、こちらからご確認いただけます。
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いちょうの森クリニック浦安