「痛くないから大丈夫」は大きな罠!痛みがない血便こそ大腸カメラ検査を急ぐべき理由
「便器が真っ赤になったけれど、お尻も痛くないし、お腹も痛くない。だからきっと大丈夫だろう」とお考えの方へ。
実は「痛みがない血便」こそ、医師が最も警戒するサインの一つなのです。
1. 痛みを感じるのは「肛門」だけ
人間の体は不思議なもので、肛門の皮膚(歯状線より下の部分)には痛みを感じる神経が通っていますが、大腸の粘膜には痛みを感じる知覚神経がありません。
つまり、「切れ痔」のように肛門が切れれば激しい痛みを感じますが、大腸の奥で出血していても「痛みは全く感じない」のです。
2. 痛みのない血便に潜む病気
痛みがないのにお尻から血が出る場合、以下のような疾患が疑われます。
● 内痔核(いぼ痔): 肛門の奥にできる痔は痛みがなく出血だけが起こります。
● 大腸ポリープ・大腸がん: 腫瘍の表面が便と擦れて出血します。初期段階では痛みなどの自覚症状はほぼゼロです。
● 大腸憩室出血: 腸の壁のくぼみから突然大量に出血することがありますが、腹痛は伴わないことが多いです。
3. 「無症状=健康」ではない
大腸がんは、早期に発見できれば完治が見込める病気です。
しかし、痛みがなく進行も遅いため、「血便が出たけれど痛くないから放置した」結果、気づいた時には手遅れになっていた…という悲しいケースが後を絶ちません。
痛みの有無は、病気の重症度を測るバロメーターにはなりません。
「痛くないから安心」ではなく、「痛くないのに血が出ているからこそ、しっかり調べよう」と発想を切り替えることが命を守ります。
■ 「痛みのない血便」は放置せず、精度の高い検査を
痛みがなくても、血便は腸からのSOSです。大腸がんやポリープを早期発見し、適切に処置するためには、大腸の中をくまなくチェックできる内視鏡検査(大腸カメラ)が不可欠です。
当院では、最新の設備と経験豊富な医師による、苦痛に配慮したスムーズな内視鏡検査を提供しております。
「忙しい」「痛くないから大丈夫」と後回しにせず、まずはご自身の腸の健康状態を確かめにいらしてください。
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