その血便、もしかして食べたものが原因?「赤い便・黒い便」が出たときに振り返りたい食事と薬
トイレを覗き込んで「血便が出た!」と青ざめた経験はありませんか?
すぐに病院へ行くべきか迷うところですが、実はその便の色、病気ではなく「直近の食事や飲んだ薬」が原因かもしれません。
今回は、本物の血便と間違えやすい「偽の血便(赤い便・黒い便)」の原因について解説します。
1. 「赤い便」になりやすい食べ物
真っ赤な色素を持つ食べ物を大量に食べると、消化されずにそのままの色で排泄されることがあります。
● トマト、スイカ、赤ピーマン: リコピンなどの赤い色素が含まれます。
● ビーツ(赤カブ): 「ビート尿」「ビート便」と呼ばれるほど、尿や便が鮮やかな赤〜ピンク色になることで有名です。
● 唐辛子: 激辛料理を食べた翌日に、赤い便が出ることがあります。
2. 「黒い便」になりやすい食べ物・薬
胃や十二指腸からの出血(タール便)と間違えやすいのが、以下のものです。
● 鉄剤(貧血の薬): 鉄分を処方されている場合、便が真っ黒になるのは一般的な副作用(反応)です。
● イカスミ料理: イカスミパスタやパエリアなどを食べた翌日は、便が真っ黒になります。
● 海苔、ブルーベリー、チョコレート: これらを一度に大量に摂取した場合も、便が黒っぽくなることがあります。
3. 見分け方と受診の目安
「食べ物が原因かも?」と思ったら、1〜2日ほど様子を見てください。
原因となった食べ物や薬をやめてみて、通常の茶色い便に戻れば心配はいりません。
しかし、思い当たる食事がない場合や、何日も連続して赤い便・黒い便が出る場合は、消化管からの出血である可能性が極めて高くなります。
便の色は、食べたものの影響をダイレクトに受けます。
まずは落ち着いて、昨日から今日にかけて口にしたものを振り返ってみましょう。それでも原因が分からない場合は、迷わず医療機関を受診してください。
■ 食事が原因でない「赤い便・黒い便」が続く場合はご相談を
食事や薬に心当たりがないにもかかわらず、便に血が混じる、または黒っぽい便が続く場合は、胃や大腸などからの出血が疑われます。自己判断で放置せず、確実な診断を受けることが大切です。
胃腸の不調や出血の原因を特定するには、直接粘膜を観察できる内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)が最も適しています。
当院では鎮静剤を使用し、眠っているような状態で楽に検査を受けることが可能です。
気になる症状があれば、お早めにご予約ください。
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