仕事のプレッシャーや人間関係の悩みで「胃が痛い」「お腹を下しやすい」といった経験を持つ方は多いでしょう。

では、極度のストレスや過労が原因で「血便」が出ることはあるのでしょうか。

 結論から言うと、ストレスそのものが直接的に血を出させるわけではありませんが、ストレスが引き金となって血便を伴う病気を発症することは大いにあります。

今回は、頑張りすぎている人の腸で何が起きているのかを解説します。

  1. 脳と腸は繋がっている(脳腸相関) 脳が強いストレスを感じると、自律神経の乱れを通じて、そのダメージはダイレクトに胃腸へ伝わります。

   免疫力が低下したり、腸の血流が悪くなったりすることで、腸内環境は一気に悪化してしまいます。

  1. ストレスや過労が引き金になりやすい「血便」の疾患
  • 虚血性大腸炎(きょけつせいだいちょうえん): 便秘やストレスなどで腸の血流が一時的に悪くなり、腸の粘膜に炎症や潰瘍ができる病気です。

   突然の激しい左下腹部の痛みとともに、鮮血の混じった下痢(血便)が出るのが特徴です。

  • 潰瘍性大腸炎(かいようせいだいちょうえん): 原因は完全には解明されていませんが、過労やストレスが発症や悪化(再燃)のきっかけになると言われています。

   長引く下痢と粘血便(粘液と血が混ざった便)が特徴です。

  • 胃潰瘍・十二指腸潰瘍: ストレスといえば胃潰瘍ですが、出血量が多いと血液が胃酸と反応し、「真っ黒なタール便」として排出されます。
  1. 「心因性だろう」という自己判断はNG 忙しい働き盛りの方は、「最近ストレスが溜まっていたから、ちょっと腸が荒れただけだろう」と、「休めば治る」と自己解決してしまいがちです。

しかし、実はその裏でポリープや大腸がんが進行している可能性もゼロではありません。

ストレスを言い訳にして、本当に危険な病気のサインを見逃さないことが重要です。

【まとめ】 血便は、頑張りすぎている体から発せられた「休息を取るべき」という強烈なSOSです。

そのサインを無視せず、まずは専門医で腸の状態をリセットするための確認を行いましょう。

■ 忙しい方にこそ、安心のための検査を

ストレスや過労からくる胃腸の不調や血便を放置すると、さらに症状が悪化してしまう悪循環に陥ります。

まずは「何が原因で出血しているのか」を正しく知ることが、不安(ストレス)を取り除く第一歩です。

当院では、お仕事で忙しい方でも受診しやすいよう、鎮静剤を用いて苦痛を抑えた内視鏡検査(大腸カメラ・胃カメラ)を行っております。

「疲れているだけ」と自己判断せず、まずは当院へご相談ください。

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いちょうの森クリニック浦安